電気めっき加工、合金めっき加工、無電解めっき加工、複合めっき加工、硬質めっき加工、アルマイト加工、化成処理、研磨加工、表面硬化処理、表面改質処理など表面処理全般の加工を行います。
全国トップクラスの50種以上の表面処理メニューを揃え、『めっきのデパート』を自負します。
少量多品種に絞り込んだ生産工程で1個からの受注も短納期対応が可能です。
特に精密加工品への膜厚精度の高いめっき加工を得意とし、1μmの指定値でも図面寸法公差に忠実な表面処理を行います。
また、高度な科学分析機器や精密計測器などを駆使して、めっき製品の外観検査や物性検査、品質管理は勿論、めっき工程の維持管理に高精度の数値管理を行い、従来の勘や経験に頼った管理から完全に脱却し、高品質・高精度を維持しています。
特殊な表面処理などもお問い合わせ頂ければ、専門スタッフがご要望に可能な限りお答えします。
1個からの製品・試作から量産ロットまで幅広く対応し、短納期・高品質でご要望にお応えします。
1.ナノテクノロジー研究開発
医療分野・半導体・自動車などのあらゆる産業に必要とされる小型軽量化のための微細加工技術を開発しています。
LIGA(Lithograph Galvanoformung und Abformung)微細精密加工とはエックス線リソグラフィの技術と精密めっき加工技術を融合し、超微細加工を行う技術で、佐賀県立の九州シンクロトロン光研究センターにおける高輝度エックス線を利用して直径0.1ミリ以下のマイクロギアやマイクロ金型などのパーツを高精度に製造する技術です。
2.水素エネルギー関連
水素エネルギー製造は電気分解による方法がとられていますが、このときの電極に使用する白金を代替する技術や、水素吸蔵効率を上げるための表面加工技術の開発を行っています。
3.複合めっき技術
金属とセラミックス、金属とテフロンなどの樹脂、金属とダイヤモンドなどの超硬合金などを複合めっきする表面処理技術で、金属のめっき粒子にセラミックスなどの超微粉体を共析させて、お互いの良いとこ取りの性質を組み合わせて、耐摩耗性や高硬度、超耐熱性、高潤滑性、離型性などの機能的な被膜を作ります。
4.他にも様々な最先端技術の研究開発に専門スタッフが取り組んでいます。
めっき加工では、使用する有害物質を無害な物に変換処理し、環境汚染などを起こさない配慮が必要です。
このため弊社では自社設計・施工による完全オリジナルの全自動排水処理施設を設置しており、処理能力も120t/日という能力をもち、将来の拡張にも十分耐えうる処理施設を保有しています。
また、工場内には排気ガス中の有害物を無害化する排ガス処理施設や、地下浸透土壌汚染防止のための高耐食性FRP樹脂性の床材を使用しています。
毒劇物などの薬品管理も徹底した管理で、セキュリティや台帳管理もコンピューター在庫管理を行っており、保安も万全です。
また、工場で使用する有価物(金・銀・銅・ニッケル・クロムなど)は、できる限り回収リサイクルに努めており、地球の希少な資源を大切に扱っています。
今後将来は、有害物質などを使用しない完全クリーンな無公害化にも取り組みながら、地球環境に優しいめっき工場を作り上げていきたいと考えています。
生産設備の大半は、弊社の自社設計・施工による完全オリジナルな設備です。
めっき槽や配管、配線など付帯設備や搬送キャリア、治工具などの設計施工も社内でほとんどを製作・据付します。
このため生産工程の組み替えや、特殊な表面処理の対応、臨時の表面処理依頼などを臨機応変に低コスト・短納期で対応できるのが大きな特徴です。
第1工場1階は鉄の防錆を目的とする全自動亜鉛めっき装置や中〜大物のアルマイト加工や無電解ニッケルめっきラインがあります。
第1工場2階には、機能めっきラインが集合しており、アルマイト加工や硬質クロムめっき、貴金属めっき、無電解めっき、化成処理、研磨加工など50種近い表面処理を行っています。
下地処理である研磨加工も鏡面研磨からつや消しや梨地処理ブラスト加工まで幅広く対応できます。
第2工場では3.3m×2.7mもの超大型アルマイトラインや、パワー半導体基板の表面処理ライン、ナノテクノロジーLIGA微細加工研究開発部門があります。
第3工場には硬質クロムめっきや複合めっき、スズめっきなどを設置しています。
機械研磨加工も行っており、センターレス研磨、バフ研磨、鏡面ブラスト加工など、めっき前後の研磨加工も社内で全て可能です。
〒841-0201
佐賀県三養基郡基山町小倉399
TEL 0942-92-2811
FAX 0942-92-5263
めっき処理 & 最新技術 - 田口電機工業株式会社